■健康ニュース Vol.12 冬のかゆみ、乾燥肌と保湿の役割、紫外線

冬のかゆみの多くの原因は乾燥です。特にお年寄りでは皮膚の新陳代謝が低下していることに加え、空気が乾燥し、かゆみが起こりやすくなります。乾燥肌は「乾皮症」といい、皮膚が乾燥してカサカサになり、白っぽく粉を吹いたような状態になります。
<かゆみが起こりやすい部分>
特に乾燥しやすいのは、腕の上部から肩にかけて、すね、太もも、脇腹、腰の部分などです。これらの部位は他の部位と比べ、汗腺や皮膚腺が少ないことや衣類との摩擦が多いために水分を取られることで、乾燥しやすく、かゆみが起こりやすくなります。
<かゆみ対策~日常生活の注意点>
●暖房器具による乾燥を防ぐ
暖房器具を適度に使用すると、空気が乾燥します。室内の適切な温度は50~60%程度です。低すぎる場合は、加湿器を用いるなどの対策が必要です。
●入浴方法を見直す
熱いお湯に長く入ると、皮膚膜や角質細胞間脂質が湯に溶け出し、温度を38~40℃くらいにして、長湯をしないようにします。保湿効果のある入浴剤を入れるのもよいでしょう。また、入浴後すぐは肌が潤っていますが、その後は急速に蒸発し、水分量は入浴前より減ります。入浴後は身体を拭いてからできるだけ早めに保湿剤を塗り、水分を肌に留めるようにしましょう。
<食生活の注意>
血行がよくなるとかゆみが増すので、血液循環が良くなるお酒や辛いものは、とり過ぎないようにしましょう。日常生活のなかで保湿剤の使用で乾燥を予防することがかゆみの改善になりますが、かゆみが悪化した場合は、薬物治療も必要になります。かゆみが全身に広がるようであれば、一度、皮膚科専門医を受診し、かゆみの原因を調べることもお勧めします。

最も基本的で一番大切な対応策は、乾燥を避けるために保湿剤を使ったこまめなスキンケアです。
木枯らしの吹く季節になってきました。秋から冬にかけてカサカサの乾燥肌に悩まされている人も多いのではないでしょうか?子どもやお年よりはもとより若い人たちの間でも肌の乾燥に悩まされている方は意外に多いものです。肌の乾燥は、皮脂の減少やそれに伴うバリア機能(皮膚を保護して細胞の潤いを保つ)の低下によって起こると考えられています。特に冬場は皮膚が過度に乾燥してしまい、その結果わずかな刺激でもかゆみを感じるようになります。かゆみは不快ですので我慢しきれずにかいてしまい、そうしたことを繰り返しているうちに皮膚がかき壊されて状態が悪化してしまいます。これでは皮膚にとってもダメージが強く、ストレスも感じ悪循環となってしまいます。それでは乾燥を防ぐためにはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。最も基本的で一番大切な対応策は、乾燥を避けるために保湿剤を使ったこまめなスキンケアです。まず、肌に不足している水分を化粧水などでたっぷり補給します。そして、それらが十分肌になじんでから水分が逃げ出さないようにクリーム(乳液など)でふたをするように不足している皮脂を補います。肌の弱い人はなるべく低刺激のもので自分の肌に合ったものを探す事が大切です。万が一かゆみが強くなったり皮膚に合わずに刺激を感じたりしたらすぐに医師またはかかりつけの薬剤師に相談するようにしてください。

サングラスを選ぶときにはUVカット機能があり、色の薄いものを選ぶようにしましょう。
紫外線は夏だけでなく、一年中降り注いでいます。紫外線の照射量は雲の影響を大きく受けるため、冬でも晴天の日は夏の曇の日よりも紫外線の量が多いこともあります。また、紫外線は降り注ぐだけでなく、地表で反射した紫外線にも注意が必要で、特に冬場の雪面では直射日光の80%もの紫外線が反射します。紫外線というと日焼けやしみなど肌への影響を思い浮かべることが多いですが、実は目も紫外線の影響を受けます。通常、目に入った紫外線の多くは角膜で吸収されますが、波長によっては水晶体や網膜にまで達してダメージを与えることがあります。こうしたダメージが蓄積されると光誘発性角膜炎や白内障などの眼病をひきおこしたり、目の老化を促進するといわれています。また、WHO(世界保健機関)の報告では、白内障の約20%は紫外線によるものといわれています。症状が進むと失明することもある病気だけに、紫外線の目への影響を軽くみてはいけないのです。こうした紫外線の目に対する有害な影響を防ぐために効果的な対策のひとつがUVカット加工のサングラスを利用することです。しかし、形状や特性にも気をつけないと紫外線をうまく防ぐことはできません。色の濃いサングラスをかけていると視界が暗くなるために瞳孔が開き、紫外線が横から入り込んでしまい、結局目を傷つけてしまうということもあります。ですから、サングラスを選ぶときにはUVカット機能があり、色の薄いものを選ぶようにしましょう。また、最近ではUVカット加工がなされたコンタクトレンズもあるので、サングラスと併用するとより効果的です。
