■健康ニュース Vol.17
OTC医薬品って何?、一般医薬品のリスク区分と登録販売者について、ドリンク剤

「OTC医薬品」という言葉をご存知でしょうか。
「OTC」とは、Over The Counter(オバー・ザ・カウンター)の頭文字をとったもので、薬局・薬店でカウンター越しにお薬を手渡す様子を現した言葉です。薬局・薬店で売られているOTC医薬品は大衆薬・一般薬とも呼ばれています。
医薬品は2種類に分けられます。1つは医師の処方せんに基づいて調剤薬局で受け取る薬(医療用薬品)、もう1つは薬局・薬店にて自分で購入する薬(OTC医薬品)です。
OTC医薬品の大きな役割は、「セルフメディケーション」です。セルフメディケーションとは、自分の健康を自分で守り、軽い病気の症状の緩和や予防のために、自分の責任でOTC医薬品などを使って手当てすることを指します。病院での診察を受けるまでもない軽い症状、たとえば風邪のひきはじめ、疲れ目、食べ過ぎ、ちょっとした擦り傷などはOTC医薬品を利用して、病状の改善をすることができます。このことがセルフメディケーションの第1歩につながるのです。
ただし、OTC医薬品を使用しても症状が緩和されない場合は、必ず病院で受診しましょう。病院を受診する際には、医師・薬剤師に現在使っているOTC医薬品があれば必ず申し出て、医療用医薬品の成分と重複して使用することがないように注意しましょう。
OTC医薬品を選ぶときは、薬剤師や登録販売者にアドバイスを受けて、それからどの薬にするか選ぶようにしましょう。自分で守るという意識をもって、OTC医薬品を上手く活用しましょう。

一言で「くすり」といっても病院やクリニックで処方せんを発行してもらってから使用する「医療用薬品」と薬局やドラックストアで購入できる「一般用薬品」、薬局で薬剤師がつくる「薬局製造販売薬品」というように様々な分類があります。
最近、薬局やドラックストアに「第一類薬品」、「第二類薬品」、「第②類医薬品」、「第三類医薬品」と書かれている一般用医薬品が増えてきました。今のところシールが貼ってあったり表示がないものがありますが、将来的には全ての一般用医薬品に何らかの表示が行われることになります。簡単に解説すると以下のようになります。
■第一類医薬品
副作用などがおこるおそれがあるので注意が必要な一般用医薬品です。
■第二類医薬品
まれに副作用がおこる一般用医薬品で、②となっているものはその中でも注意が必要なものです。
■第三類医薬品
身体の不調を起こす可能性がある一般用医薬品です。
また、本年6月より登録販売者と呼ばれる新しい薬の専門家が誕生しました。登録販売者が薬の専門家として説明したり相談を受けるのは一般用医薬品のうちパッケージなどに、第二類医薬品や第②医薬品、第三医薬品と書いてあるものになります。薬に関する法律がかわり、これまで書いてあることの他にも薬の並べ方について決まりができたり、専門家がだれなのかわかりやすくするため名札をつけるといった制度になりました。何か不安や疑問がありましたら薬剤師や登録販売者にご相談ください。

医薬品の中で、病院からは処方されず、薬局等でしか購入できないものにドリンク剤があります。ドリンク剤は医薬品だけでなく、医薬部外品として販売されているものもあります。医薬品および医薬部外品には、効能・効果と用法・用量が示されています。効能・効果としては滋養強壮、虚弱体質、肉体疲労などがあり、栄養補給の性質が見られます。栄養補給を目的としたビタミン含有保健薬などのドリンク剤には多種のビタミンが含まれています。ビタミンは体内の酵素を活性化するのを助ける役目がありますので、ビタミン不足になるとと栄養がうまく代謝されず、体の不調を引き起こすことにもつながります。他にも、医薬品のドリンク剤には筋肉痛や肩こりなどにも効能・効果があるビタミンB2・B6主薬製剤などがあります。目的に応じた使い分けが必要です。簡単に服用できるドリンク剤でも、用法・用量を守らなければ、副作用を招くおそれもあるため、正しく服用するようにしましょう。
さて、ドリンク剤はその成分だけでなく、容器にも工夫がなされています。ドリンク剤と呼ばれるものはほぼ褐色の瓶に入っています。これは光に弱いビタミンB2などを光から保護するためのもなもです。注意書きにも理由があります。ビタミンB2の入ったドリンク剤を服用すると、尿が黄色くなります。これはビタミンB2が水溶性ビタミンであるため、余分な量が体外に排出されるため起こります。心配される方がいらっしゃいますがビタミンB2が排出されているだけなので問題はありません。
ドリンク剤の使い分けだけでなく、何か少しでもわからないことがあれば薬剤師や登録販売者の方に是非相談してみてください。
