■健康ニュース

彩りよく食卓にならぶ野菜たち、赤ピーマン、トマトなどの「赤」、黄ピーマン、にんじん、かぼちゃなどの「黄」、そしてもっとも種類の多い「緑」はほうれんそう、ブロッコリー、小松菜、かいわれ大根・・・。これらは、緑黄色野菜と呼ばれ、可食部(食べるとこが出来る部分)100g当たりカロチンが600μg以上含まれている野菜をいいます。ただし食べる回数や食べる量が多いトマトやピーマンはカロチンが可食部100g当たり600μg未満ですが緑黄色野菜に含まれています。また、それぞれの野菜にはカロチンだけではなくビタミン類、ミネラル類やその他の成分も豊富に含まれています。21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)では、国民の健康増進、生活習慣病の予防対策のうちの一つに毎日、緑黄色野菜120gを含む野菜350g以上を摂ることを推奨しております。また、毎日の緑黄色野菜の摂取が発がんリスクを低下させるとされています。平成17年度から19年度の3年間の野菜の摂取量(国民健康・栄養調査)は、成人全体の平均で約295、4g(緑黄色野菜で約99、7g)でした。以前に比べ目標値に近づいてはいるものの目標達成はされていません。
また、平成17年度国民健康・栄養調査での食習慣意識項目の「野菜を十分に食べる」では、約半数を超える55、2%が「すでにできている」と回答していることから、まずは、現在の食習慣について意識を変えていかなければならないことがうかがえます。
近頃、200ml程度の野菜ジュースで多くの種類の野菜を含んでいるものも発売されて、忙しい現代社会には、一見とても良いものにうつります。しかしながら、これらばかりに偏らず、野菜そのものの食材の特徴を生かして食する、すなわち旬のものを新鮮なうちにその栄養分を十分に身体に取り入れるよう料理の工夫(生野菜よりも加熱した野菜)をして緑黄色野菜を食べる生活をもっと楽しみたいものです。