元気は生命のもと、飲食はその養い
胃腸から取り込まれた養分が、身体を養っている。草木が土のなかの栄養を取り込み生きているのと同じである。養生の道とは、胃腸を整えることが、第一である。
 
 健康ニュースvol.10  食中毒の予防・食中毒菌について・夏の紫外線
食中毒といえば夏、腐った食品のイメージがありますが、最近では食品の多様化や国際文化により夏に限らずいつでも起こる事が知られてきています。それでは私たちはどうやって食中毒から身を守ればよいのでしょうか?
食品はどれも新鮮なものほど栄養価も高く、体に良いことは皆さんご存知でしょう。食品の鮮度を保つためには、調理を清潔にすばやく行い、そして冷却・加熱を心がけることが重要になってきます。これと同じ事が食中毒の予防にも当てはまるのです。つまり細菌をつけない、増やさない、殺すことが食中毒予防の3大原則となるはけです。それでは、私たちは具体的にどのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。
一つ目は、手洗いの励行です。私たちの手指には想像以上に細菌類に汚染されており、特に爪の隙間は充分注意する必要があります。また、手あれや傷がある場合は、食中毒の原因菌がたくさん潜んでいる可能性が考えられますので薄い手袋などをしたほうが良いでしょう。二つ目は、冷蔵庫内の管理です。冷却することで細菌の増殖をある程度防ぐことは可能ですが、低温でも生き続ける細菌の増殖もいますので冷蔵庫を過信することは大変危険です。三つ目は、まな板や包丁の管理です。これらは調理前後に必ず洗いこまめにきれいな物に替えることも必要です。このようにちょっとした気遣いで食中毒の発生を防いでいきたいものですね。
厚生労働省によると、わが国の食中毒は毎年2千件発生し、被害者数は約3万人です。特にこの5年間で急激に増加しています。
この発生件数のうち細菌が原因であるものは圧倒的に多く約8割です。その他の原因はノロウイルスや自然毒などがあります。また、発生場所別に件数を分けた場合、「飲食店・旅館」が30%で最も多く、次いで「家庭」の10~20%です。しかし、症状が軽い場合は報告されないこともあり、実際の発生件数は報告件数よりも多いと考えられています。
食中毒を大きく分けると2つのタイプがあります。1つは飲食物とともに摂取された菌が腸内で増殖し、感染を起こして発病する感染型食中毒、もう1つは食物中で増殖した菌が産生した毒素を摂取することによって起こる毒素型食中毒です。
紫外線は季節を問わず常に降り注いでいますが、春から夏にかけて強さが増して、夏に最も強くなります。紫外線が日焼けやシミの原因になることは知っている人も多いでしょう。しかし紫外線は日焼けだけでなく、私たちの身体に様々な影響を及ぼしているのです。
紫外線は「UV-B」と「UV-A]の2種類に分けられます。海水浴や屋外でのスポーツなどによる日焼けはUV-Bが原因で、肌が赤くなってヒリヒリすることがあり、シミ・ソバカスの原因になります。一方、UV-Aは肌の奥深くに入り込んでダメージを与えます。長期間浴び続けると、シミ・シワの原因になります。つまり肌の老化は加齢による影響だけではないのです。
さらに、紫外線は肌に対する影響だけではなく、私たちの『髪の毛』にも大きなダメージを与えています。強い紫外線を浴びると、髪の毛の強さを保っているたんぱく質の結合の一種であるシスチン結合が切断してしまいます。そのため、うるおいを保つ役割をする表面のキューティクルがはがれやすくなり、髪の毛のパサつき、ゴワつきを引き起こします。また、髪の毛にあるメラニン色素を変色させ、髪の毛の色が黒色から茶色になってしまうのです。
夏は海水浴やキャンプなど外出する機会が多くなり、強い紫外線から肌や髪の毛を守ることが重要なポイントになります。紫外線を防ぐには、①日陰に入る②日傘・帽子を利用する③日焼け止めを使うといったことがポイントになります。日差しが強い夏は紫外線による日焼けだけではなく、熱中症にも注意が必要です。海や山へおでかけをする時は、きちんと予防をして楽しみましょう!
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